電話の向こう 

2001年6月21日
 
 
慣れない生活を強いられた2週間、そしてそのあとも、いろいろと忙しいだろうと、遠慮していた。
 1日1回はくれたメールも、2日に1度、3日に1度になった。
 我慢できずに、電話をしてみた。…ご機嫌が悪かった。疲れているんだろうと、自分自身に言い聞かせた。
 
 1度、電話をくれた。なんて間が悪い。私はまだバイト先にいた。周りに人もいる。ご機嫌がすごく良かったのに、たいした話も出来ず、5分も話さず電話を切った。
 
 その後は、向こうからの連絡はほとんどなかった。来ても、一言だけの返事メールとか。それならば、連絡をよこすまで、こっちからは絶対に連絡をするもんかと、大人気ない意地を張ってみた。
 
 結局、我慢できずに私から連絡してしまった。ヤツはまるでそれを見越していたかのように、「してやったり」と言わんばかりに笑っていた。
 …情けないったらありゃしない。一回り以上年下のあいつに、躍らせれている。でも、それ以上に情けないのは、それなのに、それでも、たったそれだけで幸せになってしまったこと。今までの不安やストレスが、その瞬間にどこかに行ってしまって、安心して眠ってしまった。
 
 …いつか仇をとってやる。
 
 

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